人気ブログランキング | 話題のタグを見る

この1週間のこと

ブログの更新を1週間もサボってしまった...。
新年度になってもう3週間。仕事も本格的に始まり、持ち帰る仕事の量も
半端ではない。さすがに現実逃避も難しくなってきた。
という事情もあったのだが、この1週間、やはりもっとも気にかかっていたのは、

中国の反日デモ

であった。みなさんはどうでしたか。

デモに参加した中国の若者たちには言い分がいろいろあるようだ。
しかし、こちらにも言い分はドカンとある。暴徒化した群衆の言い分に
共感を寄せるのは難しい。

有償、無償を含めると日本が中国に対して行ってきた援助は6兆円に上るそうだ。
もちろんこれは日本の中国に対する戦後賠償という意味が含まれている。
これだけ巨額の援助を行っているにもかかわらず、援助の事実は中国の国民には
ほとんど知らされていない。なんで国民に伝えないのだろう。
私がかつて住んでいたタイでも、日本の援助が多方面にわたって実施されており、
人々はそのことについて良く知っていた。「この橋は日本の援助だ」とか「この
事業は日本の技術援助だ」という話はほんとうに良く耳にした。当然のように、
タイでの日本の評判は悪くない。
繰り返すが、なぜ、中国政府は国民に伝えなかったのだろう。

さらに、中国は日本からのODAを受け取る一方で、貧しい国々に「援助」もして
いるそうである。なんだか良く分からない。急激な経済発展を遂げる中国。
貧しい国々に援助をするだけの資金力があるのに、なぜ日本の援助が必要なの
だろうか。

援助の問題だけではない。「日本の歴史認識が問題だ」と彼らは言う。
でも、果たしてほんとうにそうなのだろうか。
というか、デモをしている若者たちのいったいどれくらいの割合が、実際に日本の
歴史教科書に目を通し、中身を知っているのだろう。

というわけで、この1週間は、某巨大掲示板の関連スレッドや外国の新聞のサイトな
どを見まくっていた。ニューヨークタイムズは、日・中・韓の三カ国のなかで、
日本の歴史教科書が最も客観的であると評価したとして、韓国から抗議を受けている
らしいが、ワシントンポストの記事でも「日本は歴史について自由に議論できるが、
中国の歴史は政府が決めた一つの見方しかない。中国の教科書には、先の大戦で
日本を負かしたのは中国であると記述されており、真珠湾攻撃の話しも硫黄島の話も
載っていない」と指摘されている。(China's Selective Memory, By Fred Hiatt
Monday, April 18, 2005; Page A17 http://www.washingtonpost.com
/wp-dyn/articles/A61708-2005Apr17.html) 中国とは異なり、
日本には教科書を選ぶ自由も、歴史についてオープンに議論する自由もあるのだ。

結局、中国の真意は、日本の国連常任理事国入り阻止にあるのかなあ。
そのために、「歴史問題」が利用されているように思えてならない。
私個人は別にならなくても良いと思っている。
ただ、常任理事国にならないのであれば、日本が国連に出している莫大な
拠出金を減らして欲しい。もちろん中国に対するODAも。金を払う以上、
その使い道に口を出すのが当然だから、そういう意味では口を出すなと
言うのであれば、金も出す必要はないと考える。どちらも我々の税金である。

そうです。正直なところ、私、ここんとこちと怒っていますヽ(*`Д´)ノ

そんなとき、某巨大掲示板で、CNNなど海外のあちこちの新聞やテレビの
ウェッブサイトが中国の反日デモについて、アンケート投票を実施していることを
発見。ささやかながら日本人としての気持ちを表明しようと思い立ち、
自分の思いを込めた1票を投じていたのだった。

で、驚いたのだが、こういうポールって、多重投票なんだ・・・!
つまり一人で何回も投票できるということ。そしてそれが票としてカウントされる。
100人が1回ずつ投票するのと、一人が100回投票するのとでは明らかに違うと
思うのだが、そこら辺かなりアバウトなのだ。
でも、統計的に問題多々あり!データとしてもつっこみどころ満載! 
のこんなアバウトな投票が、「国際世論」と見なされていくのはかなり問題なの
ではないだろうか。
実際、反日サイトなどの呼びかけで、中国からかなりの組織票が流れ込み、
中国に有利な投票結果になっているサイトもあった。これが「国際世論」として
一人歩きしていくのかと思うと...。もうだめじゃん。
などとため息をつきながらも、あちこち1票入れてきた。
気持ちの問題でしかないけど・・・大勢に変わりはないし。
何かしないと、無力ではあるが、何かの形で自分の気持ちを表現しないと
アカンと思ったのである。

反日デモに見られる、ねじれた日中関係(日韓関係もかな)どうなっていくの
だろう。戦後60年、日本は一度も戦争をしていない。
途上国や国際機関に多額の援助もしている。これでもまだだめなのだろうか。

子供たちの世代にまで引きずっていくのは、ほんとう勘弁して欲しいと思う。
by yamato1724 | 2005-04-21 23:40 | 世界


段々いよいよ益々不定期更新になってきましたが頑張ります


by yamato1724

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

以前の記事

2010年 05月
2009年 03月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
more...

お気に入りブログ

海のまさやんの部屋
小さなベランダ菜園
あちらこちら探検し隊!
鹿児島県最南端 みさき大国
鹿児島の御茶碗屋つきの虫...
鹿児島の御茶碗屋の陶芸ビ...
通り過ぎる風
鹿児島の"まち"を考える
サラブリの風(2005-...
鹿児島県本土最南端みさき...
まさやんの家庭菜園
我が魂の島ヨロン島 Th...
Flying Bird
サラブリの風

リンク

ライフログ


魍魎の匣 スタンダード・エディション [PR]


陰陽師 [PR]


陰陽師 2 [PR]


財団法人日本漢字能力検定協会公式ソフト 250万人の漢検 新とことん漢字脳47000+常用漢字辞典 四字熟語辞典 [PR]


チベット大虐殺の真実 [PR]


東アジア・イデオロギーを超えて [PR]

カテゴリ

日常
非日常

世界
祝!ブログの節目
鹿児島について語る
ご連絡
今日の反省
趣味
地域おこし
ウンチク
パソコン様、マック様
地震だ!
台風
携帯電話
今日の怒!
タイ
日常の疑問点
ミャンマー

最新のトラックバック

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧