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父親について考える

愚息が小学校に通い出してから、困っていることが一つある。
それは、
親が参加しなければならない行事のほとんどが
平日の昼間
に設定されていること。

共働きの我が家では、平日参加が難しい。
結局、小さな行事はスルーさせてもらい、
どうしても必要な場合は、夫や母と相談し、
時間をやりくりできる者が参加する。

このような状況から、去年は、
夫に2,3度、授業参観や懇談会に出席してもらった。
しかし、我が家のように父親が参加するケースはごく少数で、
どの会合もほとんど母親ばかり。
知り合いもなく、話の流れにもついていけず、で
ものすごく居心地が悪いと夫がこぼす。

学校で起こっていること、
学校で何をどう教えていて、
何か問題があるのかないのか、
愚息はきちんと学校生活を送れているのかどうか、

もちろん、本当は、
父親も見ておかなければならないことである。
しかし、なんでだろう。
学校行事への関わりは、かなりのところ
「女の世界」
になってしまっている。

前置きが長くなってしまったが、
こんな現況なので、
昨晩7時30分からのNHKの「教育パパ」を取り上げた番組、
ちょっと関心を持って見てしまった。

父親たちが、学校行事に積極的に関わりはじめたのかな、
と思ったもので。

しかし内容は、私が期待していたこととは大きくズレており、
加熱する受験競争の中で、父親がいかに熱心に子供の勉強を見ているか、
というような話が中心だった。

家事をしながら見ていたので、断片的な記憶なのだが、

子供の勉強を見るために、夕方5時くらいに診療を切り上げる医師。
「○○ちゃ〜ん、楽しいお勉強ですよ〜」と猫なで声を娘を呼ぶ。

仕事から帰ってきて、夕食を食べながら子供の勉強を見るサラリーマン風父親。
子供の勉強を見ている間、肘をつきながら食事をしている・・・。


なんだかいたたまれなくなって、見るのをやめてしまった。

父親も母親も、「(学歴)教育熱」で同じ方向に走り出してしまって
子供が挫折した場合、誰が「ストッパー」になるのだろう。

古い考え方なのかも知れないが、
父親って、子供に対する「総目付役」、
一家の「総代表」みたいな存在で、
「子供をどういう大人=社会人に育てるのか」という
大きなところでの「しつけ」の方向性を考えて、
母親がフォローできない部分を父親が担当する、
という相互補完的な役割を果たすものじゃないかと思う。

でも、今はやりの(?)「教育パパ」の有り様が
「子供を人間としてしっかりしつけるぞ!」
という流れではない、ということは良く分かった。

「教育パパ」という潮流。
どういう結果をもたらすのだろう。
by yamato1724 | 2006-09-16 10:55 | 日常


段々いよいよ益々不定期更新になってきましたが頑張ります


by yamato1724

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